阪田塾長は朝の通学路で見守り活動をするなど
こどもたちが健全に育つことに尽力していて
偉いなと思うんですが、
今回、塾でも勉強を教えるだけでなく
子供達が健全に育つためによりよい食事を
提供したいので協力してくれないかという話をいただき、
今回のお弁当の提供や食育講習の実現につながった次第です。
食事というのは、人が良くなる事と書きます。
それが今では生活習慣病の原因が食べる事だったり、
食が人に良くない事になってしまっています。
これはとても残念なことですから、
私は、少しでも日本の食習慣が良くなるように
理想的な食を実現するための仕事をしています。
さて、
今日は食が勉強にどう関係していくかという
話をしてみたいと思います。
とある九州の全寮制の有名進学校では
基本的に肉、卵、乳製品を子供達に食べさせていません。
それはどういう事か?
たとえば肉ですが、
肉を食べると落ち着きが無くなって
集中力が欠けるという研究結果があるんです。
そういった研究結果を踏まえた食事を子供たちに提供して
勉強の成果につなげているという事で話題になっているのですが、
関西でもこの学校に倣って食事を勉強に活かそうという流れがあり、
いくつかの学校が私の所に相談にお見えになりました。
そういう時代になってきているんですね。
では肉や卵、乳製品ではなく何を食べればいいのか?
ここでもうひとつ別のお話しをしましょう。
実は脳の発育に関して大事なヒントがあります。
人間と一番近い動物はチンパンジーといわれていますが、
人間は今では月へ降り立ち火星に探査船を飛ばすまでに
脳が進化しているのに対して、
チンパンジーはいまだに自転車も作っていません。
人間とチンパンジーはどこが違うのか?
人間が厳しい自然の中で生き残っていくために選んだ進化の道は
脳を大きくするという事です。
その脳を大きくする栄養とは何かというとブドウ糖なんです。
人間は進化の過程で体内でビタミンCを作ることを止めた。
チンパンジー、猿は自分の体の中でビタミンCを作るんですが、
人間だけは体内でビタミンCではなく
ブドウ糖を作って脳を発達させてきたんです。
それがここまでの差につながった。
では、脳を発達させるブドウ糖をつくるためには
何を食べればいいのか?
人間はその答えを既に知っています。
それは、新鮮な野菜、豆・穀類、小魚(青魚)です。
これって、昔から日本人が食べているものなんです。
日本人は基本的に頭がいいんですね。
また、これら食材は肉にくらべて
食後に眠くなりにくいんです。
これらの事を踏まえ、有基塾で提供させていただくお弁当は
勉強をするのに眠くなったのでは良くないですから、
基本的に野菜、豆・穀類を中心に作らせていただきます。
量も少し控えめにと考えています。
私たちの提供するお弁当がすこしでも
塾に通うお子様の勉学の助けになるように願っています。