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甲南中学校を目指す受験生へ

【甲南中学校とは】
甲南中学校は、勉強を教えるのは当然ですが、人と人の関わり方(師弟の関係、友達同士の関係、先輩後輩の関係)、スポーツによって体を鍛えることなどを総合して学ぶ場所となります。この勉強、人と人との関わり方、スポーツの3つを言い換えると、知・徳・体となります。甲南では徳・体・知の順とし、心を最も大切にし、次に健康、そしてあえて知を3番目としています。
【どんな生徒に入学して欲しいか】
人のことを思いやれる優しい子
人の話をきちんと聞ける子
うそをつかない子名刺
けじめのつけられる子
スポーツの好きな子
真面目に努力する子
知的好奇心の高い子

【どんな勉強をしておかなければならないか】

国語
人は考える時「言葉」で考えます。 入試では長文がかならず出題されますが、まず文章をきちんと読める力が必要です。文章を読んだ後、何が書かれていたかを頭の中で整理できる能力を身につけて下さい。また、作者や主人公の心情も正しく理解しましょう。そのためには言葉の意味を正確に知っておくことも大切です。指示語が何をさすのか接続詞の使い方も学んでおきましょう。数年に1回、作文を書かせることがありますが、ポイントは自分自身の気持ち、考え方をきちんと書くことにあります。漢字は教育漢字から出題されますが、四字熟語や慣用句などと関連づけて学んでください。
算数
算数は昨年度より出題のレイアウトが変わりました。出題は2枚の用紙からなります。1枚目は計算問題を含む基本問題。2枚目は応用問題となります。1番最初の計算問題の正答率は例年80%前後です。落ち着いて計算すれば解ける問題ばかりなので、計算間違いのないように丁寧に計算してください。2番以降の応用問題は、小問の中で簡単なものからやや難度の高いものへとなりますが、逆に各大問の1番は必ず解けると思ってチャレンジしてください。なお、式や計算を書くスペースが準備されています。考え方があっていれば部分点が与えられます。最後まで辛抱強く問題を解いてください。
理科
理科は、物理・化学・地学の各分野をまんべんなく出題するようにしています。甲南高校には理数コースがあります。理系では化学分野が軸となりますので、かならず1枚は化学分野の内容となります。試験内容は知識だけを問うのではありません。実験や観察結果をもとにして何が分かるのかということが大切です。日頃から実験結果や観測の値から何が分かるのかを考えるようにしておきましょう。また、実験器具の使い方、実験方法なども確認しておいてください。
【合格するためには】
試験の平均点は60点に設定されています。倍率はおよそ2倍までと思っておいて下さい。したがって合格するためには平均点以上を取らないといけません。これは試験後に「できた!」という実感を持つ点数になります。受験まであと4カ月ありますが、毎日毎日を大切にして、落ち着いて丁寧に勉強して下さい。
・模試の悪かったものを見直す
・模試の結果で一喜一憂しない
・丁寧に解いて平均点を取ったら合格できる
・算数では、途中式を綺麗に書くと合格に近づく