今年の高校野球は見どころが多かった大会でした。その中でも注目された報徳学園の入試説明会に行ってまいりました。久々に野球にスポットが当たりましたが、その他にも陸上、バスケット、水泳など数多くの部活でも全国レベルです。また、進学実績も近年大きく飛躍しており、学校が掲げる「文武両道」の方針を具現化しているのではないでしょうか。
さて、報徳学園中学校の来年度入試に関する情報です。
・Ⅱ進コースは難関国公立受験合格コース(Ⅰ進コースへ回し合格あり)
・Ⅰ進コースは国公立および難関私大受験合格コース
英語検定取得者に対する加算点は、準2級以上が30点、3級が20点、4級が10点となります。
来年の入試からの変更点…1次午後入試で回し合格判定が新しく行われます。
今年度の受験者、および合格者のコース、科目ごとの平均点です。合格の参考になさってください。
算数の傾向は、毎年、次のような形で出題されます。
1⃣はⅠ進・Ⅱ進共通問題で、計算を中心とした一問一答形式の問題です。⑴~⑽までは各2点、⑾~⒇は各3点となっています。また、Ⅰ進は、2⃣~4⃣、Ⅱ進は5⃣~7⃣を解くよう問題が指定されています。2⃣は速さと規則性の問題です。速さの問題も基本に少し手を加えたものなので、難しいテクニックは”求められません。3⃣も規則性の問題で、時間があるなら、表や図を描いていっても解ける問題です。 Ⅱ進コースも難易度は、それほど高くなく、一通りの受験勉強をしておけば点数が取れる問題が多くあります。算数は如何に「落としてはいけない」問題で間違わないかが合格の鍵となります。
国語は、1⃣~4⃣までが共通問題で、漢字、ことわざ、接続詞など日本語の知識を問うものです。それに加え、読解問題がⅠ進・Ⅱ進ともに1題ずつ出題されます。読解問題は記述式のものが多く、Ⅰ進とⅡ進は指定される字数が、Ⅱ進の方がやや多いという違いで、文章量および内容は大きな差はありません。ですから、対策としては普段から記述式の問題の練習をしておくと良いと思います。
理科は4分野(化学、物理、生物、地学)から万遍なく出題されています。Ⅰ進・Ⅱ進ともに、問題レベルは受験基礎レベルです。記号選択と記述問題の割合はほぼ均等ですが、記述問題も基本的なことが理解できていれば解ける問題です。ただ、時間の割に問題数(50問)が多いため、時間配分についてはよく練習しておく必要があると思います。
特待生制度もあります。9月以降の五ツ木駸々堂テスト(偏差値63以上)または芦研模試(偏差値64以上)を複数回で超えるというのが条件となります。
プレテストの結果と合格の関連性は次のとおりです。
(Ⅱ進コース)
(Ⅰ進コース)
上の表からⅠ進・Ⅱ進コースいずれを志望しても、プレテストでC判定までならば、合格する可能性がかなりかなり高いことがわかります。また、D判定でも合格の可能性はゼロではないので、プレテスト後の追い込みが非常に大切になります。今年のプレテストは11月11日(日)です。報徳学園を志望されている受験生なら、是非受けられてはいかがでしょうか。
学校行事の日程など詳しくは、報告学園で検索してくださいませ。